STANCE

この空間にいる、全ての人にとって優しい環境を作りたい

「イベントアーキテクト(建築士)」は素敵な建物をつくる建築士のように、全体を把握しつつ素敵なイベントをつくる職業です。

イベントは来場者へ楽しんでもらうために、多くのスタッフが同じ方向を向いて働くことで初めて成功します。だからこそゲストやMC、受付や警備、PAやカメラマン、飲食スタッフやADなど、全ての人にとって「思いやりがある」内容の設計が必要です。しかしながらプロデューサーの要望を叶えるために無理な動きを強いられるADや、ディレクターの認識不足で現場で大変な思いをするスタッフが多く出るイベントが多く見受けられます。


  • プロデューサーがスタッフ導線を考えながら企画すればこうはならないのに…
  • ディレクターに飲食業経験があれば無理のないスタッフ配置になるのに…
  • PAがもう少しステージの上で欲しい音を汲み取ってくれれば良いのに…


など「相手が自分の立場・気持ちをもう少し理解してくれていれば…」といった場面がイベントでは多く発生します。

私にはバンド活動を行なっていた学生時代、そしてイベントハウス型飲食店「東京カルチャーカルチャー」で以下のポジションを担当しました。

一番やってはいけない「何も伝わらずに終わる」イベント

表現したいことが増えてくると、無理をして演出をたくさん盛り込みがちです。結果、本番のイベント運営がうまく行かずに何も表現できぬまま終わってしまうことも。

多くのポジション経験があると、表現したいことを理解した上で「この時間設定では無理が出てくる」「この演出は失敗リスクが大きい」など、開催における失敗要素が事前に想定できます。その上で開催へ落とし込むことにより、イベントにおいて叶えたいこと担保しつつ、スタッフにも優しいイベントが出来上がります。優しさがあると、楽しむ余裕が生まれます。従業員満足度が高い企業の業績が良いように、スタッフが楽しいイベントの方が来場者の満足度は上がるものです。

イベントに来てくれた人は「誰も置いていかない」

全員が満足して帰るイベントを作るために

1つのイベントでもご来場いただくお客様の目的は「ゲストが見たい」「トーク内容が気になる」「ネットワーキングがしたい」など、人それぞれです。

そして、それぞれの目的に対する熱量が大きければ大きいほど全員が満足できるイベントを作ることは難しくなります。


イベントの最中に来場者が帰ってしまうほどの不幸はない

ご来場いただいた皆さんを満足させるため、書籍の編集者のように、イベントの企画者にも不調和を高度の調和に仕上げるエディターシップが必要です。

その手段として、私はイベント毎に来場者の目的ごとの熱量に負けないぐらい自分がそのコンテンツのファンになるレベルまで、キャストさんやテーマの下調べを綿密に行うという手段を取っています。

自分自身をファンにまで落とし込んだら後は早いです、「ゲストが見たい」「トーク内容が気になる」「ネットワーキングがしたい」3者の自分が観たくなるイベントを作れば良いのだから(腕の見せ所です)。

こうして、関わる全ての人に配慮したイベントを作るようになりましたが、その中には出演者や自分自身も含まれます。

イベントをつくるときのモットーは「(来場者と一緒に)出演者も楽しいイベントを」です。

実際のイベントへの姿勢は以下をお読みいただけると幸いです。